音環境

前回はマウスピースを買い漁るなど(笑)、物欲全開といったところが多かったですが、楽器とセッティングの話でした。

そもそもなんでセッティングが気になるのか考えてみると、音環境によるものが多い気がします。

演奏する場所、編成(共演する楽器)、PA使用の有無、そして音楽ジャンルの違いなどが大きくセッティングに影響します。

その場で1番良い音作りが出来れば、自ずと演奏に集中が出来ます。この状態を作るのが大変なのですが、楽しくもあります。

セッティングは道具だけの話だけでなく、カラダをどのようにコントロールするかという事も大きな比重を占めてします。僕はどちらかと言うと、最近は道具の事が面白いので色々と試しておりますが、今迄はずっとカラダの使い方を中心にアプローチしておりました。

木管楽器(吹奏楽器全般に言えることだと思います)の音速は遅いので、音速が速い環境(ロックのような電子楽器が多い時や、ビッグバンドなど)などでは敢えて前のめりなタイミングで拍を捉えたりする事があります。これはオーケストラでシンバルを叩く人が、指揮者の振るタイミングより少し早めに鳴らす事と似てますね。

レコーディングでは音はマイクで拾った音とリズム隊のタイミングに合わせるので、そんなに前に捉えなくても良さそうです。というか、僕個人的な話だと「前に捉える」のは70年代のカウントベイシーオーケストラの影響と言いますか、この時代の方達の裏拍の捉え方がスピードがあって格好良いなと思っているから「つい」ギュイーンと前に引っ張った演奏してしまうのかもしれません。

後で聞いてみるとあまり心地の良くない事も多いので、この「前に捉えるタイム感」は僕のパーマネントな課題であります。

ライヴ(特にマイクを使用している場合)では、ゆったりと構えて吹いていると丁度良いグルーヴになるのかなぁと思い色々と実践してみてます。

音環境による奏法のアプローチとでも言うのでしょうか。

なーんだか深いテーマですなぁ。。。あああああっっ。。。ああ、また取り止めのない話になってしまいました。今日はこの辺りで寝ます〜♪

おやすみなさい(^^)

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石川周之介プロフィール